イカロスの米国株でIPO投資に挑戦!

【投資ルール】米国で1年以内に新規上場した若手のグロース株のみが投資対象。現在の保有銘柄:ドキュサイン【DOCU】 ツイスト・バイオサイエンス【TWST】アップワーク【UPWK】★2019年からはチェスも挑戦中。初心者が上達する為に試行錯誤している記録も随時投稿中。

株価が1年で95%以上暴落した企業の話。

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チュンチュン朝チュンチュン

 

天の声「イカロス、起きなさい。もう朝ですよ」

 

イカロス「はっ!?天の声!開始早々この会話調で始まるの?!」

 

天の声「ここは2001年10月のアメリカ。」

 

イカロス「相変わらずマイペースだな。2001年と言えば、2018年から17年前の過去に飛んできたのか‥‥‥‥。ん?あちらで、怒り狂っている人がいるぞ」

 

アメリカらしい広々とした一軒家が端正に立ち並ぶ住宅団地に飛んできたイカロス。とある住宅の玄関口で、ビジネススーツを着た若い営業マンが、家主と思われる初老の男性に罵倒されている。

 

初老の家主「お前のような証券会社と付き合うべきではなかった。このホラ吹きが!早くあの会社の株を売っ払ってくれ。そして、直ちに証券口座を解約してくれ」

 

若い証券マン「お待ちください。確かに今は一時的に厳しい状態が続いております。IT業界全体が過剰な評価‥‥バブルだったのです。これからは人類の生活に欠かせない企業だけが生き残ります。株式を購入いただいた、あの会社は必ず生き残る側の会社です。」

 

初老の家主「人類の生活に欠かせない企業だと?それならば、あの会社は当てはまらないだろう。あの会社は、ネットで注文出来る本屋に過ぎないじゃないか!確かに、私も当初は画期的な企業が生まれたなと思ったものだ。4年前の1997年にナスダック上場した際に、君に勧められて買った時の株価は18ドル。その後は、あっという間に成長して、1年前の2000年12月には110ドルを突破した。ところが2001年10月現在の株価はいくらだ?」

 

若い証券マン「……5ドル51セントです。」

 

初老の家主「たったの1年で95%以上の暴落だ!未だかつてこのような金融商品があっただろうか。私は下落していく中で、何度も何度も君に売却するべきか相談した。それなのに君は、人類の生活に欠かせない企業になると世迷言を繰り返すばかりではないか。」

 

若い証券マン「確かに今は創業以来の強みである書籍の販売を中心に事業を展開しています。しかし、いずれは日用品や生鮮食品まで。あらゆる商品を取り扱うようになります。あらゆる商品が自宅で注文して、店舗に行かなくても自宅に届くようになるはずです!」

 

初老の家主「君はまだまだ世間の常識的な価値観というものを身に付けていないようだな。仮に君が言うようなサービスを始めたとしても……そのようなものは普及しないよ。店舗に行くのが面倒だったら、私達アメリカ人は今も昔も、そしてこれからもシアーズのカタログ販売を利用するよ。それが長年培ってきた圧倒的なブランド力であり、訳の分からない新興ネット企業が参入する余地など無いのだ。」

 

若い証券マン「し、しかし‥‥。あの会社の社長は規格外でして。小売業の枠組みだけで収まるとは思えないのです。何かネットサービスの価値観を大きく変えるようなものを、いずれは確立させて‥‥あの会社のサービスを通じてネット上で出来ることがもっと増えていくのではないかと。」

 

初老の家主「もううんざりだ。君のような常識が欠落している人間に、投資の真髄がわかるものか。君の上席に頼んで売却手続きを早急に済ませるよ。君は証券マンなど向いていない。シアーズに入社して、お客様を大切にする極意を学んできなさい。老舗企業が培った歴史が君を変えてくれるはずさ。」

 

若い証券マン「………」

 

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さて、初老の家主は株を売却してしまったのでしょうか。

 

地球上で最もお客様を大切にする企業を目指すと高らかに宣言し、変革を続けるあの会社。ITバブル崩壊時から株を持ち続けていたら、現在の株価暴落についても、痛くもかゆくもないでしょうね。

 

ITバブルが崩壊して市場全体が悲観ムードに包まれていた頃、似たような会話があちらこちらで話されていたのではないでしょうか。

 

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